
中古ブランド品のメンテナンスには、クリーニングが不可欠。
今回は「アルコール」を使った汚れ落とし方法についてご紹介します。この方法は、特に「中」レベルのクリーニングとして使われますが、実際には「やや強」くらいの強さで、慎重に使用する必要があります。
IPA(イソプロピルアルコール)とは?
アルコールの一種であるIPA(イソプロピルアルコール)は、薬局でも手に入りやすい製品で、消毒に使われていることでも馴染み深いでしょう。
このアルコールは、革製品のクリーニングにおいても非常に効果的。
使い方のポイント
IPAを使ったクリーニングでは、コットンやタオルに少量を染み込ませて優しく拭いていきます。狭い部分をきれいにしたい場合は、綿棒を使用すると便利。
ですが、注意点として、IPAは顔料やトップコートなど、塗膜を剥がしてしまう可能性があるため、使用時には細心の注意を払う必要があります。
特に、ルイヴィトンのモノグラム、ダミエなどのPVCにはおすすめしません。
PVC製品をアルコールでクリーニングすると、白く変色してしまうことも。PVCは一般的に柔らかくて耐久性がありますが、アルコールにはPVCを柔らかくする作用があります。この作用により、PVC表面の染料や色素が劣化しやすくなり、変色が起こってしまうんです。
アルコールはPVC表面には使用せず、別の記事で紹介しているステインリムーバー等を使いましょう。
IPAのメリット
IPAは、エタノールに「イソプロパノール」という成分が加わることで、酒税がかからず、比較的安価で購入できるという点が魅力。エタノール系のアルコールよりも安く購入できるため、非常に扱いやすいという特長があります。
エタノール系アルコールとの違い
エタノール系アルコールには酒税がかかるため、多少価格が高くなる傾向があります。使用感や効果に大きな差はないので、リペアで使用するという用途では、どちらを使用しても問題はありません。
実演:効果的な使用方法
実際に使用する際は、まず汚れを落としたい部分にピンポイントで使いましょう。コットンや綿棒で少しずつ拭いていくことで、汚れを効果的に落とすことができます。重要なのは、全体に均等に拭くのではなく、気になる部分にだけ集中して使うこと。
僕のyoutubeで、IPAでのクリーニングを実演している動画をアップしています。
文字で読むだけよりも、実際に見ていただいた方がわかりやすいと思います。
動画の11:00~から実践動画があるので是非ご覧ください。
まとめ
アルコールを使ったクリーニングは、強力で効果的。しかし顔料や塗膜を傷つける可能性があるため、慎重に使用しましょう。特にIPAは安価で購入できるため、初心者にも扱いやすいです。汚れがひどい部分にピンポイントで使い、少しずつ拭き取るようにしてください。
この方法を使って、自分でもリペアができるようになれば、ブランド品物販のスキルアップにも繋がります。
これからもリペアや商品情報等、中古ブランド品の物販に関する情報をお届けするので是非チェックしてください。
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